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【海外からのインタビュー】
日本語訳特別公開

ギリシャのレーベルと契約、LPの世界発売やTESTAMENT, MARDUKとの共演もタイで決定!

世界から注目が集まるメタル・バンドへイギリスの"THE NWOTHM"がインタビュー!!

リーダーRYOTOが答えました!


◥◣New interview from "THE NWOTHM"◢◤


H.F.O. has been gaining attention for its collaborations with Testament and Marduk! RYOTO, the leader of H.F.O., gives an interview!




《インタビュー日本語訳》


--- 読者のために自己紹介をお願いします。

Ryoto:やあ!俺は日本でHELL FREEZES OVERというメタル・バンドでリーダー、メイン・コンポーザー、そしてリード・ギターをしているRyotoだ。

70〜80'sの音楽や文化にとても影響を受けたバンドだ。

H.F.O.のジャンルはよくスピード・メタルやスラッシュ・メタルと言われるが、俺はよくわからないんだlol


--- HELL FREEZES OVERがどのようにして生まれたのか、またその名前に隠されたストーリーを教えてください。

Ryoto:俺が10代の後半の時、世界で活躍できる本物のメタル・バンドを日本で結成したいと思ってメンバーを探し始めた。

でもそれには2~3年の時間を要したよ。50~60人くらいのメンバー候補と俺はひたすらスタジオでセッションしてオーディションをしたんだ。

フィーリングが合わない人や、口だけの人たちも多かった。


そして2013年、俺が20歳くらいの時にようやくH.F.O.を結成することができた。


"HELL FREEZES OVER"という名前は"When hell freezes over" (英語圏の慣用句で地獄は常に燃えているから凍ることなどあり得ないという意味)からwhenをとって、地獄を凍らせた。転じて不可能を可能にしてやるんだって願いとアティチュードを込めて俺が名付けたよ。


---『ヘルレイザー』のレコーディングはとても古いやり方で行われました。このことについて、またその過程でどのような困難に直面したか、詳しく教えていただけますか?

Ryoto:うん、俺たちの好きな音楽のほとんどはテープで録音されたからね。

だから俺たちがアナログ・レコーディングをしたのはある種必然だったんだ。

このアルバムはボーカル以外の全楽器は一発録りした。コンピューターによる編集もなし。

その時、大きな失敗は誰にも許されない。だがそれによって完璧性よりも、俺たちが持つ素晴らしい音楽的フィーリングを録音することができた。

だが一番困難だったのはミックスだったかな。


ミックスの基礎は俺とHirotomoが行ったが、NEVEのアナログ・コンソールを使いこなし、それをテープに落とし込むのは大変な作業だったよlol


---『ヘルレイザー』でのあなたのギター・トーンはとてもクールですね。どんな機材を使っているのですか?

Ryoto:ありがとう!スピーカーの左から聞こえる音がHirotomoの音で、右から聞こえる音が俺のだ。

俺のギター・トーンはビンテージのMarshall JMPを改造したアンプに、トレブル・ブースターを使ったものなんだ。

トレブル・ブースターをメタル・ギタリストで使ってる人はかなり少ないけど、俺は大好きだ。知り合いにゲルマニウム・トランジスタを使った特別な手作りペダルを作ってもらったんだ。最高のサウンドだよ。


--- 現在、世界中から質の高いオールドスクール・メタル・バンドが数多く活動しています。群衆の中から抜きん出るために必要なことを教えてもらえますか?

Ryoto:うん、素晴らしいことだよね。だけど俺はその答えがわからないlol

俺たち自身、世界の中でまだ飛び抜けた存在ではないだろうから。

もし僕の憶測で話すなら、"オールドスクールに固執しないこと"だと思う。

多くのバンドはトラディショナルなサウンドを出すことばかり考えてしまってる。

例えばこのリフはJudas Priestっぽいだとか、この歌い方はSteve Grimmetみたいだなとか...


大切なことは"オリジナリティを持つこと"、そして"新しくいること"だ。

その両方はオールドスクールな雰囲気を持つ現代のバンドでも持つことができるものだと思ってるよ。


--- 日本のメタル・シーンはどんな感じですか?地方によって違いますか?

Ryoto:日本のメタル・シーンはプレイヤーもオーディエンスもどんどん若い人たちが減っている。

これは大きな問題だと俺は認識しているんだ。

だから俺は最近若手のメタルバンドを集めて、若いオーディエンスに特別ディスカウントを設けたりしたイベント"YOUNG METAL ASSAULT"を運営している。


10代はチケット代を無料にしているんだぜ。

俺は俺なりにこの日本のシーンでアクションを起こすべきだと感じたからね。

そして日本のメタル・コミニュティの多くは東京に集まっているように感じる。それぞれの地方にも素晴らしいバンドたちがいるけどね。


---  ヘヴィ・メタルを聴いたことのない人に1枚アルバムを薦めるとしたら、どれを選びますか?

Ryoto:とても難しい質問だよねlol

でも俺が一つだけ選ぶアルバムは決まってる。


"METALLICA - Master of Puppets"だ。


あのアルバムはクラシック音楽へのアプローチもありながら、今でも新しい音楽だ。

メタルの持つ野蛮さや繊細さ、シリアスさ、そして可能性の全てを内包している。

全ての人に胸を張ってお勧めできるよ。


---  H.F.O.の次の予定は?新作リリースやツアーの予定は?

Ryoto:国内では夏にショート・ツアーを行う予定だよ。

9月にはタイでTESTAMENTとMARDUKとのショー、12月には国の許可が出れば中国でツアーをする話なんかもある。

9月か10月頃にシングルやMVをリリースする予定も入ってる。

全てのことがタイトだから一つミスをしたら間に合わなくなるだろうねlol


--- ヘヴィ・メタルは情熱とコミュニティがすべてです。僕らが知らないような仲間のバンドを何組か推薦してほしい!

Ryoto:全く持ってその通りだ!

そしたら俺の知り合いの日本のバンドたちを紹介させてほしい。

"SHiTT"

プログレッシヴなインスト・メタル・トリオ。

"UNARMED CROWD"

20代の彼らがプレイしているのはまるで90年代真っ只中のメロディック・デス・メタル。

"MELT 4"

今では珍しい日本語歌詞のメタルバンド。

"STRAENGE"

変拍子が多く入り独特の世界観を持つスラッシュ・メタル・バンド。

"泥虎"(Deidora)

とてもヴァイオレンスなスピード・リフのスラッシュ・メタル・バンド。


--- 以上です。インタビューお疲れさまでした。

Ryoto:このインタビューを俺にしてくれたJamie、そしてこれを読んでくれた全ての人に感謝する。


俺たちのVinylを買っていつかH.F.O.のショーを観に来てくれることを願うよ。ありがとう。

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